【ロリポップスピード徹底比較】ライトVSスタンダードVSハイスピード
6分目次
「ライトプラン(月額 250 円)こそ至高。This is The Best Practice」
ーーーーーーーーーーーーーそう思っていた時期が私にもありました。
「そもそもなぜロリポップ?」
WordPress を運営していくにあたってレンタルサーバーとの契約は必須です。そして国内のものであれば、XSERVER、mix host、conoha あたりが有名ですね。上記 3 つのサーバーは「高速!」とか「多機能!高性能!」とかキラキラしてるものを売りにしている中でロリポップ の強みは「安さ」というどうにもパッとしない感じです。
ただ、筆者はなるべくお金を使いたくない人なので、その「安さ」にこそ惹かれてかれこれ 2〜3 年くらい契約し続けているそこそこの長期ユーザーでした。
それでもロリポップから XSERVER やらに変えなかったのは(予算の都合もありますが)さして違いが感じられなかったから。
ロリポップのライトプランでもテーマ最適化してさえいればアクティブユーザー 100 人とかは全然さばけます(実体験)し、スピードも平均くらいは出るんですよね……。
そんなわけでサーバー移転はおろかプラン変更する気は最近までは全くありませんでした。
ところが転機が訪れる
2019 年 10 月、ロリポップに新プラン登場。それがハイスピードプラン。
ハイスピードとか言われたらやっぱり気になってしまうのが人情。極め付けにはこのツイート。
全て契約して定性的な速度の比較をした結果。
— ノビタ@WEB雑務屋🌀 (@nobita0926) December 4, 2019
KUSANAGI 4GB >>>>>>> KUSANAGI 2GB >> ConoHa WING RSV > ConoHa WING = ロリポHS = wpX Speed >> X
KUSANAGI以外は月1,200円前後のコスト。
表面のコンテンツやテーマをいくら最適化しても裏にあるサーバは最適化できないことは覚えておいて欲しい😌
ロリポが XSERVER より速い……?しかも何かと話題になっている Conoha と張る……?
そこで 2 年近くライトプラン維持のライトプランガチ勢である僕(筆者)も「よしじゃあどのくらいスピード違うのか検証しようじゃないの」とようやく重い腰をあげたのでした。
プラン別スピード比較
測定方法には TTFB 値を使用します。TTFB(Time To First Byte)とはブラウザがサーバーにリクエストを送ってから反応が返ってくるまでの時間です。要はサーバーの性能がもろに試される部分です。
測定方法
ライト・スタンダード・ハイスピードプラン、XSERVER。それぞれのサーバーで全く同じ状態のサイトを再現します。
Dev ツールにて TTFB 値を計測。ちなみにサーバーキャッシュ等は使用していません。
レンタルサーバーは同じサーバー内の他契約者からの影響を受けてしまうため、計測日時をバラし、かつ回数を増やすことで誤差の減少に努めました。
また、ロリポップだけのデータだと味気ないし、何よりロリポップ が XSERVER に勝るところを見たかったので、比較対象として XSERVER のデータも取ってみました。
ライト | スタンダード | ハイスピード | XSERVER | |
---|---|---|---|---|
平均値 | 994ms | 529ms | 202ms | 308ms |
中央値 | 863ms | 450ms | 112ms | 253ms |
最大値 | 4450ms | 2670ms | 2030ms | 1990ms |
最小値 | 105ms | 230ms | 55ms | 95ms |
価格/月 | 250 円 | 500 円 | 1000 円 | 1000 円 |
1ms は 1/1000 秒です。そしてGoogle の推奨する TTFB 値は 600ms 以下(小さければ小さい方がサイト速度が速い)。どのサーバーでも速すぎる時と遅すぎる時とがあるため、個人的には中央値を参考にするのがいいかと。ちなみに価格は 1 年単位での契約時の月単価。ここに別途初期費用有です。データはスプレッドシートにまとめてあるのでこちらからサンプルすべて閲覧可能です。
データからわかること
1.ハイスピードの速さを視覚的に見てみよう
とはいえ、単位が ms ではどの程度差があるのか分かりづらいので、データを元に視覚的に理解できるイメージ図をちょろっと作ってみました。
「x1」ボタンでそのままの速度が体感でき、「x10」で 10 倍、「x100」で 100 倍のスピードが見れます。その都度「RESET」を押してください。また、読み込みが完了した段階で文字が白くなります。
見て貰えば分かる通り、速度に焦点を当てるなら、ロリポップのハイスピードプラン一強ですね。
今までクライアントさんにお勧めのサーバー等訊かれたときは XSERVER と答えていたのですが、もうロリポップでもいい時代がすぐそこまで来てるかも。
2.ランキング化してみる
ハイスピード(112ms) > XSERVER(253ms) > スタンダード(450ms) > ライト(863ms)
ここでは中央値を参考にしています。ハイスピードプランがまじで速すぎてビビる。それぞれの間に 2 倍程度の差がついていますね。今回検証したページは割と軽いページだったので、これが重いページでやってたらこの速さの違いはかなり大きな差になってくるのかなぁと。
結論
ロリポップ最高です。来年もよろしくお願いします。
追記
Netlify に魅せられロリポップ解約しました(^-^)