【2020年10月】今月読んで良かった本の紹介
4分目次
ハッピーエンドは欲しくない
ここ 1 年くらいで読んだ本の中で 1 番良かったかもしれない。自叙伝風で、幼少期から現在(30 半ばくらい?)までが描かれている。最初は悪い家庭環境の影響をモロに受けていて、普通の人であれば世間的に宜しくないとされるような人に成長していきそうな感じ。ただ、ところどころに垣間見える才覚が彼をそうはさせないだろうと思わせてくれて、どうなるんだろうという気持ちがずっと続くような構成だった。
真面目な人からしたら極端すぎるところはあるかもしれないけど、このくらいの人生観で生きられればそれはそれで楽しいのかもしれない。
また、同じ夢を見ていた
君の膵臓をたべたいを読んで以来、住野よる他の作品も読もう読もうと思って 2 年近く経ってしまっていた。ここ最近は特に読みたいものがなかったので三作ほど買ってみて、その中でこれが一番良かった。設計も一捻りあり、構成もキャラクターも最高だった。
デザイナーじゃないのに!
デザイナーの基礎事項が分かりやすく解説されていて、数時間で読み終えてしまうほどあっさりしているけれど情報量は読了時間に見合わないくらい多い。だからこそ読む人のレベル感によって得られるものも変わってきそうだし、得られるものがなくなるまで何回も読み込めそうな 1 冊だった。とっつきやすいノンデザイナーズデザインブックみたいな感じ。